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令和 4年 9月29日文教委員会−09月29日-01号
令和 4年 9月29日建設委員会-09月29日-01号

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  1. 足立区議会 2022-09-29
    令和 4年 9月29日建設委員会-09月29日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年 9月29日建設委員会-09月29日-01号令和 4年 9月29日建設委員会       午前9時58分開会 ○いいくら昭二 委員長  皆様、おはようございます。定刻前でございますが、ただいまより、建設委員会を開会いたします。 ○いいくら昭二 委員長  私の方から、記録署名員、高山委員、鈴木委員にお願いいたします。 ○いいくら昭二 委員長  次に、議案の審査に移ります。  (1)第86号議案 足立区北綾瀬駅周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎建築室長 おはようございます。議案説明資料の2ページをお開きください。  第86号議案 足立区北綾瀬駅周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例でございます。  制定の理由でございますが、当該地区のにぎわいの創出や区域内の住環境の維持保全を図るために、都市計画決定されました地区計画の内容を担保させることを目的といたしまして本条例を制定するものでございます。  制定の概要につきましては、2番の(1)、アからエございますけれども、建築物の用途、敷地面積、壁面の位置、垣又は柵の構造制限等を定めるものでございます。また、併せまして制限の緩和、特例及びその他の規定を設けてございます。  3番、制定の内容につきまして、位置図につきましては5ページ、条例案につきましては6ページから10ページにございますので、参照いただきたく存じます。  施行年月日につきましては、公布の日から施行する予定でございます。
     5番、参考といたしまして、本内容につきましては、昨年12月に地元説明会を開催しておりまして周知に努めているところでございます。  今後につきましては、本条例の内容を区民及び関係事業者等に周知し、的確な指導に努めてまいります。 ○いいくら昭二 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はありますか。 ◆山中ちえ子 委員  今回の周辺地区の地区計画の建築物の制限の条例を新しく制定したということですけれども、そういった議案ですけれども、建築物の敷地面積の最低限度だとか、そういう制限、要するに大きな面積での建築を誘導するというものですけれども、この住宅地区での声、エの部分の住宅地区や、このウの幹線道路沿道地区にも一つ一つの戸建てがあるかと思いますけれども、こういった住宅地区での住民からの声はどう聞いているのでしょうか。 ◎建築室長 12月に行いました地元説明会を開催しているという状況でしかございませんけれども、83㎡以上に取っていただく内容につきましては、既存の宅地、このままお住まいいただく分には特に規制が掛かりませんし、今後、小さく割らないでくださいという内容でございますので、御理解いただけているものかなというふうに認識してございます。 ◆山中ちえ子 委員  しっかりとお話を聞いていかないといけないと思うのです。ある程度一定期間、区域が限られているところのことですから、しっかり聞けると思うのです。住民の思いやこの地域への愛着や、そういう思いは守りながらのまちづくりが原則で、駅前のにぎわいだって住民の願いでもあるわけだし、反対するものでは私たち一律にそういう考えではないわけです。緑の多い足立区らしいまちづくりもしっかりと取り入れてほしいなと思いますけれども、その点ではどうでしょうか。 ◎建築室長 そのとおり、まちづくりの視点から良好な住環境をつくっていくということで地区計画のルールを手続に沿って進めてございますので、そのような趣旨は反映されているものと認識してございます。 ◆山中ちえ子 委員  ただ、区は乗降客3万人の北綾瀬駅に商業施設と高さが違うようなペデストリアンデッキを含む交通広場の予算は、当初10億円だった予算が17億円に膨らむようになり、こんな予算の使い方は間違っていると私たちは修正案を提出し、審議に臨みましたけれども、否決はされたものの、こういう単なる無駄遣いといったところを指摘されるようなところは間違っていると思うのですけれども、こういったにぎわいの創出といったその中で、そういうところとの兼ね合いといった点では、今後、この制限に関する条例を議案で出してくるといったことであれば、どういった心構えがあるかというところ。 ◎建築室長 区といたしましては、大規模な商業施設等、にぎわいと、それから良好な居住環境、それが両立するようにということで本条例を定めまして目指していきたいと考えているとこでございます。 ○いいくら昭二 委員長  その他、質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派から意見を求めます。 ◆新井ひでお 委員  賛成します。 ◆くぼた美幸 委員  可決で。 ◆山中ちえ子 委員  しっかりとした、まだ地域の住民のお話を聞き切っていないというような様子でしたから、しっかり聞いていただくことを前提として今回は可決というふうにさせていただきます。 ◆鈴木あきら 委員  賛成です。 ◆市川おさと 委員  賛成。 ○いいくら昭二 委員長  これより採決を行います。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(2)第87号議案 足立区事務手数料条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎建築室長 第87号議案 足立区事務手数料条例の一部を改正する条例でございます。  改正の理由でございますけれども、建築基準法等、それから長期優良住宅の普及の促進に関する法律が一部改正されたことを受けまして、事務手数料条例、別表の条項ずれの修正を行う必要が生じたということと、記載内容の追加が必要となったため本条例の一部を改正するものでございます。  2番、関係法令等の改正の概要でございますが、(1)番と(2)番につきましては建築基準法の関係でございます。応急仮設建築物、それから災害救助用建築物等の許可期間を延長できる規定が整備されてございます。  それから、(3)番、(4)番につきましては、長期優良住宅法の関係でございますけれども、良質な既存住宅に関する認定制度が創設されたこと、それから容積率の特例というものが整備されてございます。  3番、新旧対照表につきましては、12ページから16ページでございますので、御参照いただきたく存じます。  4番、施行年月日につきましては、本年10月1日より施行を予定してございます。  本条例の内容を区民及び関係事業者等に周知し、的確な指導に努めてまいります。 ○いいくら昭二 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑はありますか。 ◆山中ちえ子 委員  改正概要の中の長期優良住宅普及の推進に関する法律第18条の改定に伴う手数料の新しい設定の部分で質問します。  2の(4)の部分ですけれども、長期優良住宅は構造設備について長期にわたり良好な状態で使用するための措置を講じた住宅という認識です。認定されれば税制などの優遇が受けられるというものだと思いますが、そうですか。 ◎建築室長 そのような制度となってございます。 ◆山中ちえ子 委員  長期優良住宅法が改正となって、これに伴って総合設計制度を活用することが可能な地域が出てくると思いますが、どうですか。 ◎建築室長 この長期優良住宅総合設計制度と同様に大きな建物を想定してございますので、基本的には駅前の周辺の地域等になってくるかなと、今現在のところ想定してございます。 ◆山中ちえ子 委員  今回、手数料を設定するかしないかの議案ではあるものの、その中身が私たち議会にとってしっかりとした認識の下、態度を決めなくてはいけないと。そういう思いで質問していますが、総合設計制度は、敷地内、歩行者が日常自由に通行できて又は利用できる空地、公開空地の確保や地域の防災、環境への貢献を行った建築物が自治体の許可によって容積率の割増しが可能になると、通常より大きく建てられるという制度だと思うのですけれども、こういったこの場合の手数料の部分のところには、こういったことも入っているというか、こういった考慮もしていただいた上でのその手数料ということでいいのですか、認識は。 ◎建築室長 そのような技術的な審査項目を踏まえまして手数料が変わってまいりますので、事務が掛かってまいりますので、反映した事務手数料となってございます。 ◆山中ちえ子 委員  こういった手数料の設定というところにおいては、通常これはその内容でよろしいのかと思うのですけれども、実際にこういった、多分、区でも予定されている5つの地区計画の中で、この総合設計制度長期優良住宅型の変更があると思うのですけれども、こういったところでの住民への影響をしっかりと慎重に捉える必要があると思いますが、その点はどうですか。 ◎建築室長 今、山中委員御質問されました5つの地区につきましては、こういう大きな建物が建てられない、現在、地区計画条例が策定されてございますので、それを変更して、こういう長期優良住宅の大きな建物を認めていくのかどうかということにつきまして、地元の方にも御説明をさせていただきながら、今後、検討していきたいと考えてございます。 ◆鈴木あきら 委員  一つ教えてもらいたいのですけれども、14ページなのですが、長期優良住宅認定申請手数料というところですけれども、アンダーラインなのですが、現行の方は、又は改築しようとするときはというふうに書いてあるのですが、右側の方の改定の方は、あくまでも、又は当該住宅について建築行為を行わないときはという文言が入っています。下の方も当然ながら、下から4行目ですか、建築行為を行わない場合ということが書いてあるのですが、行わないにもかかわらず認定手数料というのは必要になってくるということですか。その辺の理解、私、分からないので説明をもらいたいのですけれども。 ◎建築室長 この度、法律の改正で既存の住宅についても認定制度というのが整えられておりますので、今ある建物について良好なものについて認定していくということになってございますので、このような表現で新たに加えられている状況でございます。 ◆鈴木あきら 委員  そうすると、何か建築行為を行わないというのは足立区はやっていませんよという意味なのだけれども、既存の住宅でも審査すればオーケーになる、だから手数料必要なのだよという話なのですね。ちょっと文言的に分かりづらい部分かなと思う、何か誤解を生む可能性もあるかなと思うのですが、その辺はいかがでしょうね。 ◎建築室長 申し訳ございません。こちらの条文等につきましては東京都の条例、あるいは東京23区大体共通で歩調を合わせて表現させていただいておりますので、担当としましてはこれが適切というふうに認識してございます。申し訳ございません。 ◆鈴木あきら 委員  だとすれば、既存住宅というふうに書いてもいいよなという気がしないでもないのですけれども、その辺、東京23区横並びとか東京都もそういうふうな考え方ということなのでこれ以上言いませんけれども、何か一般の私たち、条文があまり詳しくない人たちも含めてですけれども、それはちょっと分かりづらい表現だなというふうに思いますので、今後、何かただし書だとか、何か注意書とか、そういった部分で伝わるようにしていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○いいくら昭二 委員長  何か質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派から意見を求めます。 ◆新井ひでお 委員  可決です。 ◆くぼた美幸 委員  可決でお願いします。 ◆山中ちえ子 委員  長期優良住宅法の改定に伴っても、この内容に関わってその条件は、狭い道路ではできないとか、ある一定、住民を守るといった内容の条件がありますので、こういったところで反対する理由もありませんし、ただ、こういった手数料の新しい設定ということですので、しっかり周知といったところではしっかりした方がいいと思いますし、くれぐれも慎重にということでやっていただきたいと思います。手数料の設定ということでは賛成ですので、可決の態度を示したいと思います。 ◆鈴木あきら 委員  賛成です。 ◆市川おさと 委員  賛成。 ○いいくら昭二 委員長  これより採決を行います。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(3)第88号議案 足立区営住宅条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎建築室長 説明資料の17ページを御覧ください。  第88号議案 足立区営住宅条例の一部を改正する条例でございます。  改正理由でございますが、障害者差別解消法の趣旨等に鑑みた国の技術的助言を踏まえまして、これまで入居することができなかった常時の介護を必要とする方などを入居対象とするために、本条例の規定の一部を削除して整備いたすものでございます。  改正内容につきましては、1番、区営住宅の単身使用の資格者に係る除外規定のただし書を削除いたします。  (2)番としまして、高齢者住宅の使用要件から独立した日常生活についての規定を削除すると、これに伴う規定整備を行うものでございます。  新旧対照表につきましては18ページから19ページ、それから施行年月日は公布の日から施行を予定してございます。  参考といたしまして、東京都営住宅条例につきましては、都議会本年度の第2回定例会におきまして同様の事項改正が行われてございます。本条例の改正に合わせまして、入居募集審査の手続を適正に実施してまいりたいと考えてございます。 ○いいくら昭二 委員長  それでは、質疑に入ります。  何か質疑ありますか。 ◆くぼた美幸 委員  ちょっと教えていただきたいのですけれども、東京都の方が変えたので、それに倣ってということなのだというふうに理解しているのですけれども、最初の1番の単身使用の資格者に係る除外規定をただし書を削除することによって、今まで入れなかったどういう方が今度は入れるというふうになるのですか。 ◎住宅課長 改正理由にもございますけれども、例えば常時介護が必要で1人で生活ができないような方が、今回、入居の申込みをできるということになっております。 ◆くぼた美幸 委員  そうすると、例えば介護4、5の方とかが入居ができるよという、そういう理解でよろしいのですか。 ◎住宅課長 基本的には全ての方が入居できるような形になります。  一方で、やはり介護とかが必要になりますので、例えばほかの福祉的な支援は必要になるかと思います。 ◆くぼた美幸 委員  ごめんなさい。要するに、例えば介護4、5の方というのは、常時介護が必要じゃないですか。誰かに助けてもらわないと、自分ではなかなか生活ができない。そういう方が入居できるということになってくると、要するに、自分の単身では入るのだけれども、常にヘルパーなり、そういった方がいないと厳しいと、そういうことですよね。それでよろしいのですね。 ◎住宅課長 そのような認識でございます。 ◆くぼた美幸 委員  もう1点、ごめんなさい。あと、この2番目の高齢者住宅というのは、どんな住宅を指すのですか。 ◎住宅課長 一般に言われておりますシルバーピアというふうな表現をしていると思うのですけれども、そちらの住宅になります。 ◆くぼた美幸 委員  分かりました。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。 ◆山中ちえ子 委員  今までが、そういった趣旨をしっかりと含んでなかったというところが、すごい、ちょっと冷たいなと思ったのですけれども、これで、しっかりと国の技術的助言があったことで変わっていくということは本当によかったなと思うのですけれども。私も訪問看護やケアマネジャーをやっていたとき、要介護4でも5でもやはり在宅で暮らしていきたいといった願いをかなえるために入っていっていた利用者なんかがいますけれども、やはり国の方針でも施設から在宅へといった方針の中、そうした制度設計なんかもされるようになってきたわけですけれども。そういった中で早くこういった、もっと技術的助言があったらよかったし、こちらも自発的に気付けばよかったのになんて思いますけれども、その辺ではどうですか。 ◎住宅課長 令和3年に技術的助言がございまして、そのときに改正していればよかったと思うのですけれども、今回、都営住宅の改正を受けまして少し遅れてしまったことを申し訳なかったと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  是非そういった方が入れるということで言えば、今までそういった方は入れないといったふうなことにされていたわけですから、とても助かる方がいらっしゃると思うのです。御家族なんかもすごく助かると思いますし、介護がしやすい設計のシルバーピアにしても区営住宅にしても、そういった発展も目指さなくちゃいけないんじゃないかなと思います。で、シルバーピアも私も何度か視察しに行ったりとかもしたのですけれども、場所によって、とてもいいところもあるし、ちょっとこれでは介護が必要な人は生活できないかなというようなシルバーピアもあるのですけれども、その辺のことではどうなのですか、捉えていらっしゃいますか。 ◎住宅課長 それは場所的なものでしょうか。何か、住戸的なもの、住戸の中の内容でございますでしょうか。住宅は借り上げているものですので、そこを改良するというのは今の現状ではなかなか難しいというふうに考えています。 ◆山中ちえ子 委員  是非こういった解消法の趣旨が足立の中の住宅制度の中にもしっかりと息付いていくようにしていただきたいなと思います。その辺では、今後、考えていっていただきたいなと思います。  例えば、簡単な工事でそうなるというところもあるのです。例えば、車椅子であれば入るけれども、寝た状態やちょっと半起きぐらいのギャッチアップでのそういった何というのか、何と言うのだっけ、こういうの、ど忘れしてしまった。2人でしっかりと介助して、寝ている状態でも移動ができるという状況です。そういったことができる簡易的なエレベーターなんかもあるのです。ここが、ふだんはこのぐらいの広さだけれども、一つ、半分広くなるスペースを持ちながら、ふだんは閉じているエレベーターとかあるのですけれども、そういったこともしっかりと、今回、借り上げていくというときなんかは気を付けていただきたいなというふうに思うのですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎住宅課長 現在のところ、借り上げをする考えはございませんけれども、そのようなときは現行法に倣いましてバリアフリーに沿って整備をしていきたいというふうに考えております。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。 ◆市川おさと 委員  これは改正前の条例なのですけれども、これは家族にそういう常時介護を必要とする人がいた場合には入れたのですか、入れなかったのですか。 ◎住宅課長 家族で介護する方がいらっしゃれば、特に問題はございませんでした。 ◆市川おさと 委員  要するに1人で、そういった常時介護をする人が入るという、これ大きいくくりで言うと自立生活という形なのです。自立生活運動とつい言ってしまうのだけれども前からやっているから、自立生活、要するに1人で重度の障がい者なりなんかが、特に障がい者、高齢者というか、重度の全身性の障がい者なんかがいろいろな社会的なケアを受けながら暮らすと、それを自立と言っているのだよね。自立というのは普通の言葉だと、自分でいろいろなことができるよというのを自立すると、自分の子どもなんかでも育てるときに、自立できるようにと言うのだけれども、福祉分野ではちょっと自立という言葉の意味が違って、正確に言わなきゃいけないので、要するに自己決定に基づいて主体的な生活を営むことという、これが自立という福祉の分野では決まった意味で使っているのです。だから、そういう全身性の障がい者が1人で行くと、住むと、社会的ないろいろな、僕もやっているけれども、そういう支援を受けながら日常生活を送ると、それを区の立場で改めてハード面で支援すると、そういう改正だろうというふうに思うのですけれども、いかがですか。 ◎住宅課長 これまで入居ができなかった方が入居して、やはり自立した生活を営む、なかなか難しいことはあると思うのですけれども、福祉的な福祉部の方と連携しながら適切に対応していきたいというふうに考えております。 ◎区長 市川委員おっしゃったとおりの考え方で、こういった改正がなされたものと考えております。 ◆市川おさと 委員  今、さっきも山中委員の方も言いましたけれども、やはりこれはハード面の整備というのもそうだけれども、福祉部との様々な支援、人的な支援、このチームを組んでの支援とこれはワンセットの話となりますので、よく福祉部の方と連携を取りながらする個別の話ですから、この人に対する話だから、よく寄り添いながらやっていってもらいたいなというふうに思います。これは要望です。 ◆鈴木あきら 委員  この条例改正はいいのですけれども、現実問題として今の区営住宅等持っていて、そこに実際もし常時の介護を必要とする方が一緒にいたとしても、現実的に入居は困難と、難しいという、そういったことというのは実際あるとすれば何割ぐらいあるのでしょうか。なければないのですけれども。 ◎住宅課長 現在、お住まいの方という意味でよろしかったでしょうか。 ◆鈴木あきら 委員  両方です。
    ◎住宅課長 申し訳ございません。現在、お住いの方の人数は、すみません、今、手元に資料ございません、申し訳ございません。 ◆鈴木あきら 委員  例えば、これから申し込むという方は。 ◎住宅課長 これからこういう方が申し込まれるかどうかということですか。  申し訳ございません。これから申し込まれる方の人数というのは、今、判明しておりません。 ◆鈴木あきら 委員  人数じゃなくて、実際、申込みは条例改正するとできる形なりますよね。ところが現実問題として、今、区で持っている入居戸数、何戸あるか私も記憶がないですけれども、そのうち現実問題、でも難しいよねというところというのはあるのですかということなのです。 ◎住宅課長 申し訳ございません。バリアフリーになっていない住宅は、まだ、今現在、集約建て替えしまして、中央本町四丁目アパートがバリアフリーになっているのですけれども、それ以外のところは、まだ、今、集約を進めているところでございますので、バリアフリーになっていない状況でございます。 ◆鈴木あきら 委員  なっていないところが何割ぐらいあるのですか。 ◎住宅課長 割合からいくと、9割ぐらいはございます。1棟だけしかなっておりませんので。 ◆鈴木あきら 委員  ということは、申込みはできるけれども、現実難しいという話になったときに、それは入居を断ることはできませんよね、当然ながら、そのとき、どういう形で今のバリアフリーじゃないところを住んでもらうかというのは、これはその方たちの御自由にやってくださいねと、そういう意味で捉えていいのですか。 ◎住宅課長 現在、募集のときに募集のしおりというものに、バリアフリーになっているか、なっていないかというのは表記しておりますので、その辺で御判断をいただければというふうに思っております。 ◆鈴木あきら 委員  やっぱり趣旨は分かるのです。ただ、現実が伴っていないということは認識しておかなくちゃいけないだろうなというふうに思っております。そういった意味では、先ほど、ほかの委員もおっしゃっていましたけれども、本来は理想は全部バリアフリーにするという形なのでしょうけれども、当然ながら古い建物等もまだまだ残っていて、それを全部いきなり全部変えるというわけにいかないのも、これも現実です。そういった部分では何らかの形でバリアフリーが少しでも緩和できるような形の努力というのは、するつもりが今後あるのかないのか、ないまま例えば条例だけ改正しますという話なのか、その辺はどうなのでしょうか。 ◎住宅課長 現在の住宅をなかなか劇的にバリアフリー化するのは難しいのですけれども、今の集約建て替えを順次進めておりますので、その集約建て替えが進めば全部バリアフリー化ができるようになると考えております。 ○いいくら昭二 委員長  その他、質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派から意見を求めます。 ◆新井ひでお 委員  可決です。 ◆くぼた美幸 委員  可決で。 ◆山中ちえ子 委員  少しでも命が助かる住環境ということを目指すといったところで、すごく一歩前進だったと思うのですけれども、この条例変更とともに、やはりそういう住み続けられるというか、住んでいる方がどうしたって高齢になっていって、そういう状況になる可能性だってあるし、新しくそういう状態でも住めるところがなくて、医療の体制では在宅へとシフトがしている中、そういったことを重んじて、先ほど連携という話もありましたけれども福祉との連携というのも住宅を考える上で必要になってくることだなと、問題提起も一つ大きくはらんだ議案だったと思いますけれども、可決でお願いします。 ◆鈴木あきら 委員  条例改正には賛成です。 ◆市川おさと 委員  さっきいろいろ申し上げました。これ建設委員会にこの議案は上がっていますけれども、この話のほぼ全てといっていいぐらい福祉の話です。チームを組んで重度障がい者をどう支援していくのかという話でありますので、そういった方面でしっかりと頑張ってもらいたいなと思います。  また、「こんな夜更けにバナナかよ」という本があって、映画にもなっていますけれども、これは正にこういった自立生活を扱ったものであります。  以前、たしか別の委員会でもほかの委員がこの映画のことをおっしゃっていましたけれども、Amazonプライムなんかでも見られますので、もし、興味あったら御覧になってください。  この話は、正に自立生活を応援する、支援するという、そういう話です。自立生活というのは、つまり大型の入居施設、こういうところに重度障がい者、ずっと閉じ込められていたという歴史がずっとありました。その中から、法律的な支援も何もないまま勝手に飛び出した、そうした人たちがもとになったこの流れをくむものであります。しっかりと頑張ってもらいたいな、私も支援してまいりたいと思います。賛成です。 ○いいくら昭二 委員長  これより採決を行います。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(4)第89号議案 足立区に係る沿道地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎建築室長 資料の20ページを御参照ください。  第89号議案でございます。  改正理由でございますが、先ほど御審議いただきました第86号議案 北綾瀬駅周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の都市計画決定に伴いまして、環状七号線C地区沿道地区計画が都市計画変更されてございます。これを受けまして本条例の一部を改正するものでございます。  2番の改正概要でございますけれども、沿道地区整備計画にエの区域ということで、21ページの赤い線で記した、囲った区域でございますけれども、ここをエの区域として追加するものでございます。  制限の内容につきましては、従前からの規制内容に変更、基本的にございませんけれども、条文につきましては、2番の(1)アからキの内容で条例を構成するものでございます。  新旧対照表につきましては、22ページから23ページを御参照いただきたく存じます。施行につきましては公布の日から施行を予定してございます。  本条例の内容、適切に周知して指導に努めてまいりたいと考えてございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○いいくら昭二 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はありますか。 ◆山中ちえ子 委員  今回、このエの地域が、環七C地区沿道地区整備計画と、今回、新しく地区計画決定したところがダブっている中で、このエの部分だけを際立たせて追加といった形に議案が出てきたということはどういう意味がある、意味というか意味付けというのですか、重視した結果なのでしょうか。 ◎建築室長 新たに北綾瀬駅の周辺の地区計画が定められるということで、2つの地区計画が重なるということがございますので、改めてここのところはエの区域ですよということで指定をさせていただいたということでございます。 ◆山中ちえ子 委員  この改正に伴って、このエ地域が加わったといった変更とともに、第8条の第6項の(1)番、(2)番のところも変わっているのですけれども、第1項の規定に適合するに至った建築物の敷地及び所有権その他の権利に基づいて、建築物の敷地として使用するならば同項の規定に適合することとなるに至った土地といったところが細街路の拡幅という第1項だけではなくて、第2項、第3項が加わるということだと思うのですけれども、この第2項、第3項とはどういった内容でしょうか。 ◎建築室長 申し訳ございません。条例に若干不整合がございますので、今回、修正をさせていただきたいというものでございますけれども、第2項につきましては、細街路以外の路線の拡幅ということで一般的にはいろいろな事業の都市計画道路等がございますけれども、それに御協力いただいたとしましても、もともと敷地が小さくて違反だった物件につきましては、幾ら事業に協力していただいていてもやはりそれは駄目ですよということが第2項に規定されてございます。  第3項につきましては、公共施設の整備ということで同様の考え方でございますけれども、幾ら公共的な施設の整備に御協力いただいても、もともと違反だった部分については既存の不適格の適用はできませんよということでの規定を、今回、加えさせていただいたものでございます。 ◆山中ちえ子 委員  そういった内容の変更ということで、このエの区域では、そういったことが当てはまるようなことは今現在あるわけではないわけですよね。 ◎建築室長 そのとおりでございます。 ◆山中ちえ子 委員  そうですね。この北綾瀬駅周辺地区の地区計画の都市決定といったところの審議会で出たことが、こういった改正ということになっているわけなのですけれども、是非、新たに位置付けたわけですけれども、こういったことで、今後、このエの地域だけにかかわらずの変更の部分でも同じようにこういった改正が位置付けられるというか、適用していくということですよね。 ◎まちづくり課長 もともとあの沿道地区計画につきましては、アの地域ということで全域にかかっておりましたけれども、その後、六町の区画整理に伴う地区計画ですとか、平野・東六月町地区のまちづくりに関する地区計画の策定によって、イの区域、ウの区域というものができてまいりました。  今回、北綾瀬のまちづくりに合わせましてエの区域ということができましたので、また環状七号線の沿道のまちづくりの状況によっては区域が増えてくる可能性はあるというふうに考えてございます。 ◆山中ちえ子 委員  そうしましたら、そういったいろいろな地域に及ぶといった改正であるわけなので十分周知していただいて、83㎡以下ではなくて、そういった区の良好なまちづくりということで細街路の拡幅や、そして外部の拡幅なんかに協力したところでは、しっかりとこれはその適用ではないというようなところで対応していってもらいたいと、是非その辺はよろしくお願いします。どうでしょうか。 ◎建築室長 それぞれのまちづくり、地区でまちづくりが行われていくときには、しっかりとその辺を周知いたしまして進めていきたいと考えてございます。 ○いいくら昭二 委員長  その他、質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派から意見を求めます。 ◆新井ひでお 委員  可決です。 ◆くぼた美幸 委員  可決でお願いします。 ◆山中ちえ子 委員  是非、北綾瀬駅前の周辺のまちづくりが、やはり住民に喜ばれるような、その予算の使い方も含めてですけれども、やっていただきたいと、この議案に関しては可決の態度で表明いたします。 ◆鈴木あきら 委員  賛成です。 ◆市川おさと 委員  賛成。 ○いいくら昭二 委員長  これより採決を行います。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○いいくら昭二 委員長  次に、陳情の審査に移ります。  (1)3受理番号5 花畑二丁目住宅地にある生コン工場の早期移転を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  また、報告事項(11)花畑二丁目生コン工場への対応状況についてが本陳情と関連しておりますので、併せて執行機関より報告を受けます。 ◎建築室長 報告資料の42ページを御覧ください。  花畑二丁目生コン工場への対応状況についての御報告でございます。  1番でございますが、今月9月の9日に、工場より建築基準法第12条第5項に基づく報告がございましたので、受理をいたしました。  内容につきまして、移転計画につきましては、現在、累積赤字、借入金残高が厳しい財務状況が続いているということで、なかなか移転資金が捻出できないということで、無責任な工場移転計画は立てられないというような内容でございました。財務内容が改善された後に、工場移転計画を具体化したいということでございます。  それから、騒音、振動等の近隣対策、それから工事関係車両の安全対策等につきましては、区の指導に基づいて対策に努めているとの御報告でございました。  43ページでございますが、財務状況の報告がございまして、表でございますけれども、売上高は14億6,600万円余でございますけれども、売上原価ですとか販売費、一般管理費、営業外費用等を引いてまいりますと、一番下の当期純利益につきましては、637万円だという報告でございました。  2番、区の指導でございますけれども、報告を受けまして口答で指導を行いました。移転計画につきましては、3年後を目途に作成できるようにということで、具体的に検討を始めてほしいということでお伝えしてございます。  騒音振動等、それから工事関係車両の交通安全対策につきましては、今後も特段の注意を払って行っていただきたいということで指導してございます。  3番、教育委員会との連携につきましては、児童・生徒の通学時の交通安全の課題が明らかになった場合につきまして、教育委員会と連携して必要な対応を取ってまいります。  4番、関係者の責任につきまして、今回、改めて各事業者の役割と関係を図に示させていただきました。44ページでございますけれども、生コン工場、セメント販売業者、セメントメーカー、プラント建設業者ということで、それぞれの役割があったかということでございますけれども、現在、建築基準法の違反の内容につきまして、罰則の適用により責任が問われるものという認識ではございますけれども、既に刑事訴訟法により時効が成立していると考えているところでございます。  今後の対応につきましては、特に工場移転計画等については、指導文書を発出してまいります。引き続き関係所管と連携いたしまして、工場に対する指導を継続してまいります。 ○いいくら昭二 委員長  それでは質疑に入ります。  何か質疑はありませんか。 ◆山中ちえ子 委員  今回、前回の建設委員会で議論になって求めたことが、いろいろと報告という形で示されていて、建築基準法第12条第5項に基づく報告に対する区の指導と、あと登下校の子どもたちの安全を守れといったところでは教育委員会との連携や、そして設計など関係業者の責任についてプラント建設業者やセメントメーカーやセメント販売業者の関係図を示してくれているわけなのですけれども、このセメントメーカーやプラント建設業者、セメント販売業者についての名称をしっかり明らかにしてほしいです。生コン工場はもう大体分かっているのでいいのですけれども、そういったところなどを求めていきたいと思っているのですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎開発指導課長 以前にも御報告させていただいたところもあるのですが、そのときは名前等、抜かせていただいていました。ただ、これで個人情報というわけではないのですけれども、具体的な名前をどこまで入れていいかというのは、まだ、今、検討中でございます。 ◆山中ちえ子 委員  かつても入れてくださっていたときがあるわけなので、入れていただくということが本当なのかなと、やっぱりそういった会社、プラント建設業者やセメントメーカーとしっかり一緒になって、この財務状況が厳しいというような相変わらずの報告ですけれども、こういったところを解決していくところでも、こういった方々の責任が時効が来たからもう関係ないだじゃなくて、いかにそれを前に進めていくために一緒に協議できるかといったところの姿勢に区が立たなきゃいけないと思っていますけれども、その辺はどうですか。 ◎開発指導課長 実際はメーカー等、実際、生コン会社、工場とやり取りはしていると思うのですが、区からそこまで言うのは今のところ考えておりません。 ◆山中ちえ子 委員  でも、やっぱり教育委員会との連携についてのところでも言えることなのですけれども、本当に子どもたちの命を守るといったところで区がそういう姿勢に立ってやるということと同じだと思うのですけれども、この問題も言われたから報告しますというところが目標になってしまっていて、その延長線上には必ず解決といったところを目指すのだというような姿勢がないのです。だから、これも本当に危険だなと思うのです。  では、その3の教育委員会との連携についてのところでは、もっと具体的に教えてもらえますか。 ◎開発指導課長 教育委員会の方は、以前から情報提供はしていたのですが、今回、改めて学務課がちょうど通学路とか危険度マップをやっているところということで学務課と打合せをしまして、学務課の方では近くの小学校、一応、今、花畑第一小学校と聞いているのですけれども、そちらとPTAとか竹の塚警察も含めて合同通学路点検というのをやったというふうに情報を得ていまして、そちらの方で竹の塚警察の方からも工場の方に通学時間とかは注意するようにということでの、年1回指導はしているということを情報も聞きました。 ◆山中ちえ子 委員  そういったことじゃないのです。だから、そういうことって、だってもうずっとそれを言い続けているわけです。そうではなくて、じゃあ何で合同点検にこの部署の方が一緒に同行しないのですか。 ◎開発指導課長 部署というのは、我々ということですよね。そのときは学校と一緒にやるということで、特には情報をこちらの方にいただけるということで聞いておりました。  で、実際我々も現場の方、何回か行っておりまして、そちらの方で教育委員会の方を通して、こういった今の危険度の話とかそういったところを聞いております。 ◆山中ちえ子 委員  それは本当に危険度チェックでお母さんたちからの意見が出ていても、これがこの間ずっと建設委員会の方に報告もされてこなかったのです。私たちの方で情報公開請求によって、それがつかむことができて、それによってこういった意見があったということがやっとつかめて、こういった委員会の中で提起することができたわけなのですけれども、そういったことが氷山の一角として全体にわたって連携できていないということになってしまうわけです。  だから、それはこれをきっかけにして全面的に協力していくといったことでやっていかないと、時間の調整も工場にしてもらうことにもなれないです。いつになっても登校時間が危ないということが続けられるということになっちゃいますから、その辺はしっかり目標を据えてやっていただきたい、それは当たり前の話なのですけれども、その辺の構えではどうでしょうか。 ◎開発指導課長 今回も含めて、学校あるいは教育委員会とは当然連携を取っていくつもりでいます。つもりというか、やっていきます。  あと、地域の学校自体、教育委員会も通して我々とも一緒に話を進めていければなというふうには思っています。 ◆山中ちえ子 委員  分かりました。
     それで、前回、夏休み中に抜き打ち調査をやって、子どもたちの登校中のことも確認できなかった、夏休みだからできなかったというようなことをおっしゃっていましたけれども、もう夏休みも終わったので抜き打ち調査といったことでは、ここで明らかにしたら抜き打ち調査にならないのですけれども、どういう危険が潜んでいるのかとかちゃんとチェックするべきだと思うのですけれども、特に小さな交差点では、子どもたちが横断歩道を渡ったりとかするときに大型車の影響があったりとか巻き込み事故なんかの可能性もあるというところで、その辺もしっかりチェックして抜き打ち調査も、この間、騒音の生活環境保全課との同行抜き打ち調査ができなかったから、やれなかったのだということをおっしゃっていましたけれども、それも一緒になって計画して生活環境保全課と一体となってやっていくべきだし、その2点でも抜き打ち調査が必要だと思いますが、どうでしょうか。 ◎開発指導課長 今回の実際は9月の22日に、今回の報告には間に合わなかったのですが、生活環境保全課と一緒に現場、当然抜き打ちで行きまして、騒音等を測ったり、あるいは車の徐行の状況とか、あと警備の状況、あと子どもたちが歩いているときにどこまで徐行をしているかとか停止しているかということも確認していますので、それ、もしあれでしたら次回で報告させていただきたいと思います。 ◆山中ちえ子 委員  是非お願いします。  それとともに3年間のめどをつけて移転計画をということを今回はっきりと報告くださったのですけれども、その辺はどうやって決めたのですか。 ◎開発指導課長 一応、前回3年間というお話ちょっとさせていただきまして、今回、建築基準法第12条第5項の説明というか報告を受けたときに、その後に実際の会社、生コン会社の社長と工場長を呼び出しまして、実際、口頭で、すぐにできないのであれば時限を切ってということで、3年間という話を、実際、議会でも言っているということで話をさせていった中で、こちらの指導をさせていただきました。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。 ◆鈴木あきら 委員  まず、前回の建設委員会で、この工場移転計画を初めて区の方は3年をめどにという答弁があって、それを今回、事業者に伝えたということなのですが、42ページと43ページの比較ですけれども、まず、業者の方からこの計画についてアとイに回答がありますけれども、これを受けた後、3年を目途にということをこちらの方を言ったのですか。それとも3年を目途にというふうにこちらが言って、向こうがこういう答えをしたのか、どちらが先なのでしょう。 ◎開発指導課長 まず、相手からの報告を求めまして、相手がどういう状況かというのをまず確認しました。財政状況の話も毎回出ているということもございまして、今回、我々も議会の方に話をしているということを相手に伝えまして、それで3年という3年をめどに、めどにというか3年と切らせいただいて計画を出してくれということで相手に指導というか話をしております。 ◆鈴木あきら 委員  そうしますと、42ページの方は、最初に向こうからこう言われたということで、無責任な工場移転計画は立てられないと、で、財務内容が改善された後にというようなことを言われて、こちらは3年を目途にと、計画を出してくれという話をしたということなのですが、その後の向こうからの反応というか、それはない、どういうふうになったのでしょうか。 ◎開発指導課長 その時点では、具体的な話はあれですけれども、びっくりしたというよりも何でそんなこと言うのだという感じの、個人的なイメージもあるのですが、そういったところと、それはなかなか難しいという、まず反論をいただきました。  それは現実の話かなと思うのですが、我々としても、もうこれ以上ずっと長くやっていてもということもございまして、実際の3年というのは、ここでは言わせてほしいということで話をさせていただきました。 ◆鈴木あきら 委員  当然8月に、いつも毎年財務状況をもらうということで今回もこの決算報告をもらっていますけれども、売上高が14億6,000万円、新規移転で移転を買うとかといったら、この売上げ、年間の売上げだって足りないわけです、当然。なんですね。 それで、600万円の当期純利益がありますよという話ですけれども、これだって借入金が減らしていて、元金は経費で落ちていませんから、当然、借入金の元金が2年間どれぐらいあったとかと、そういうのも聞いてますか。 ◎開発指導課長 実際、負債というか、それが借入金自体14億円ぐらいというのは、聞いたというよりも、こちらの方で精査した中で、そういった話かなということでは思っております。 ◆鈴木あきら 委員  いや、14億円というのは、借入金が14億円ということでけれども。要するに、1年間で借入金が幾ら減ったか、前回の決算と、今回の決算で幾ら減ったか、結局なぜかというと、返した金額が、例えば、1,000万円返せましたという話であれば、この600万円の黒字というのは当然その中に含まれていますから、もうけがなかったら返せませんから、そうすると、また、1,000万円返せるという状況は、多分、個人的に借り入れたのかどうか分かりませんけれども、利益からでは返済の元金は返せないのです、多くは。そういった意味でいえば、当然これ、向こうが言っている財務状況がよくなったら、無責任な、本来は無責任な操業を続けているわけですから、無責任な計画立てられないというほどのということ自体もおかしいわけですけれども、ただ、そういった意味でいくと、これちょっと、私、思ったのは、これ毎年、損益計算書だけが毎年出ていますけれども、バランスシート、貸借対照表というのはどうして出ないのかなと思うのですけれども、これはもらっているのですか。 ◎開発指導課長 損益計算書とか貸借対照表というのは実際付いておりまして、その概略を、今回、報告書の方に載せさせていただいております。で、実際のこの当期の純利益というのは、637万円ですか、こちらの純利益がでているというのは、今までマイナスだったのが出ているということで、これもおかしいんじゃないかということで話を聞いたところ、これは全部、先ほど言った負債の方に回っちゃっているということはお聞きしております。バランスシート的なものは、まだもらってないので、一応、対照表等で精査というか分かるところで、今回、調整して載せさせていただきました。 ◆鈴木あきら 委員  普通の企業であれば、そこまで、株主でなければ求めたって何か出ないのは分かりますし、当然ながらそこまで追求しなくてもいいのでしょうけれども、ただ、向こうがこういった形でもって財務状況が改善したら計画立てますといったって、じゃあ、その財務状況どうなのよといったときに、見たら、多分求めて出してもらったとしても、到底じゃないけれどもこれは計画を立てられるような状況じゃないということはもうはっきりしたわけです。  だからこそ3年ということを区切って、だからもうこの間にどうにかしなさいよと突き付けないと駄目だという話なので、そのためにも、例えば財務状況を見せてもらっているのだったら、この数字見たらあなたたちだって、どう考えているのですかと、これをもって何年たったら、これが何十年たってもなかなか難しいんじゃないですかということを言えるわけじゃないですか。そういった、こちらの方も例えば財務の状況の結構専門家を連れて、それで同時に、向こうがこう言ったって建築室だけじゃなくて、そういった部分で財務は状態としてはよくならないでしょうという、突き付けないことには言ってこないと、そこで議論をさせたっていいと思うのです。そういったものを今後やってもらえるような形になりますか。 ◎建築室長 大変厳しい状況だ、今後も先行きについては厳しいという認識しているところでございますけれども、なかなか好転しないということがありますので、その辺を踏まえて、営業を停止するということについても真摯に検討していただきたいということも併せてお伝えさせていただいてございます。 ◆鈴木あきら 委員  財務状況を見せてもらって、バランスシート見てもらうと分かるのでしょうけれども、例えば土地とか、土地は自分のものじゃないということであれば、当然借地権があるのかとか、それによって例えばそれを売却すれば大体どのぐらいなのかとか、要するに本来の、八潮市だか草加市だか分かりませんけれども、三郷市だとか、そういったとこに土地を探していると、前回、たしか探している様子もないみたいなことでちょっと言っていたと思うのですけれども、実際それは見付けられたとしても、結局、その資金は、このもうけだけじゃ無理なのだから、会社の財産状況を見て、でもそれを売ったところで今までのずっと繰り越されている赤字の繰越し部分の借入金、これに返済に回ったら、ほとんどもう新しい土地を確保するような資金がないのだよといったら、だから駄目でしょうという形ができるわけじゃないですか。これをだから5年も8年も待っていたってしようがないよという言葉を突き付けるためにも、是非そういった財務関係も含めて追求してもらいたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎開発指導課長 そのように、今、お聞きしまして、またもう少し突っ込んだ話をしていきたいと思います。 ◆新井ひでお 委員  何か重ねて言っちゃうようですけれども、とにかく違法状態、違法工場が近所に振動や騒音や交通安全で迷惑を掛けていると、そういうのを前提にして、こうやって陳情やら議論しているわけでありますから、財務内容というのは確かにこういう厳しいことを訴えたくて、こういう数字というか表で出してきているわけなのでしょうが、鈴木委員が、今、言うように、もうちょっとしっかりしたものを要請してもらわないと、行政として限度があると言うかもしれないけれども、こっちも違法状態の工場に対しての議論をしているわけですから、その辺はしっかり言ってもらいたいと思うのです。  それと、3年をめどに移転について考えてくれということを言ったところ、どういう検討だと言った、もう1回教えて。 ◎開発指導課長 最初はびっくりした状況でして、その後、怒ったというわけじゃないのですけれども、ちょっと苦い顔をしていたというのが現実です。 ◆新井ひでお 委員  苦い顔、その対応自体が状況を想像できちゃうのですけれども、まともに移転するということがないのです、考え方として多分ないのだよ、それは、大変失礼な話だけれども。真面目に探している状態であれば、そんな対応しないわけだから、急に役所から3年ということ言われたから、「えっ、何だよ、それは」ということなのでしょうけれども。  で、ちょっとこれは仄聞なのだけれども、この間、夏に聞いたのだけれど、もう最初の西野建材というときから、ずっとトクヤマ通商なのでしょうね、サイロがトクヤマ通商なのだから、ずっとそういう人が来ていて、自主的に西野一家というか西野建材でやっていたという、トクヤマ通商が会社自体をやっているんじゃないかと、やっていたのでしょう、多分。それで、そのことを仄聞だからこれはっきり言えないけれども、いつも役所として会社に話すときは、対応はどういう、どの、工場長とか社長とか、今、言っていたけれども、どういう人といつも話ししているのですか。 ◎開発指導課長 基本的には工場長がメインというか話しているのですが、重要というか、指導文とかは社長に来ていただいて話をしています。直接している状況です。先代のときも同じような形でやっていました。 ◆新井ひでお 委員  工場長自体が西野建材の社員という感じがする、トクヤマ通商のじゃないの。それは分からないか。まだ分からない。 ◎開発指導課長 すみません、そこまでは分からないのですが、ただ、工場の内容は一番知っているというふうに私は認識しておりまして、環境の方にも、その工場長が騒音の測定の値とか持ってきているのもありますので、すみません、ちょっとそこの社員証までは見てないのですが。すみません。 ◆新井ひでお 委員  地元の代々続いている大地主である西野家が、どこで建材を始めてああいう生コン会社にしたかは、やっぱりどこかから知恵が付いて、そっちがもうかるからということになったのだと思うのです。そういうふうに地元の人は言っていました。会社から来ていて、その人たちがずっといてやっているのだと、運営しているみたいだね。それは仄聞だから余計な話だけれども、ともかく地域住民はそういう考えで、少しでも早く静穏な住居専用地域であるあの地域を普通の状態にしてほしいという要望ですから、それにのっとってやってもらいたいのだけれども、あと警察との連携をして、現地を見たのですか。竹の塚警察が来たのでしょうか。竹の塚警察にはっきり、一番の交通安全上の問題というのは、あそこに駐車場があること自体で、あんな狭隘な道路をミキサー車が入ること自体が一番危険性を持っているわけなのだけれども、そのことは警察が認可しちゃったからしようがないという話が来ているけれど、警察はそれだって現場に最近来た中で、どういうことを言っているのか、その辺興味があるので。誰が見たってあんな、素人が見たって、こんなところをこういうのが走って、しかも小学校の桜花小学校とか通らせているところにはこういうのがあること自体が、一番のネックは駐車場があるということなのだけれども、それについて警察の、どういう見解。 ◎開発指導課長 これ学校との合同点検ですか、そちらの方で、竹の塚警察の交通課の交通規制係の方が2名、一緒に回ったというふうには話は聞いています。  そのときに、西野建材の生コンの西側の道路ですか、そちらについては時間規制をかけて警察が許可したという、新井議員おっしゃるとおりなのですけれども、危険とか、そういう話は特に出てなくて、工場には徐行とか安全に車を回してくれとか、そういった話はしていただいたというのは聞きました。 ◆新井ひでお 委員  警察も認可を出しちゃっているから、許可出しちゃっているから今更言えないのかもしれないけれども、実態を見れば本当は考え方変えて取り消してもらいたいところです。ほかにも空いている土地を探して、駐車場をほかに移せば、交通安全上はかなり変わってくる。わざわざ西野建材の警備というか、あれをやる必要もないわけですし、あそこに駐車場さえなければ、ともかく今日はこれ、言いたいことは皆さん言っておられた、会計上のもっと明確なバランスシートを含むものを要請してもらいたいなというところでございます。  これは前から1回陳情を採択しているけれども、これ採択しても行政としての指導とかやるのがもう限度があるのが見えているから、やっぱこうやってずっと継続して、その都度報告してもらったり要請したりしてやっていったほうが効果的なのかなと、一応意見を言わせてもらいます。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。その他、質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆新井ひでお 委員  継続です。 ◆くぼた美幸 委員  継続で。 ◆山中ちえ子 委員  前回、区の責任で発表されたものは、工場に当面操業継続できるのではないかという期待を抱かしてしまったというところを区の責任だと言ったわけですから、そういった期待を抱かせないというようなことでやっていかなくてはいけない中で、こういった報告だけだったので、やはりもうちょっと踏み込んで、先ほど言った移転計画についてと財務状況については、もうちょっとしっかりとしたものを出していっていただくということもお願いしたいと思います。 そういった中で、子どもたちの危険や住民の安全安心を守れるといったように、8つの違反を重ねているものを放置する区というところで区民が不安になるのはとても嫌なので、是非区でもしっかり対応していってほしいし、是正命令指導もしていなかったことが区の責任を問われる一つだということも言っておりますので、そういったことを方針にしていくといったところもしっかり判断してほしいので、採択を主張いたします。 ◆鈴木あきら 委員  継続です。 ◆市川おさと 委員  私は、前回に続いて採択を主張するわけですけれども、また、引っ張るのがいいのだという旨の新井委員からのお話もございました。  ただ、しかし、この場合、この議会の意思をしっかり示すということ、それも必要なことだと思いますので、採択を主張いたします。 ○いいくら昭二 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○いいくら昭二 委員長  挙手多数でございます。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(2)3受理番号7 花畑川の歴史と桜とSDGsな川づくりのための検討委員会設置を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  また、報告事項(8)花畑川環境整備事業の取り組みについてが本陳情と関連しておりますので、併せて執行機関より報告を受けます。 ◎道路公園整備室長 よろしくお願いします。  報告資料の34ページをお願いいたします。  花畑川環境整備事業の取り組みについてでございます。  今回は、花畑川を考える会第2回を開催に向けた取組状況について御報告をさせていただきます。  まず、関係団体へのヒアリングにつきましては、現在、日程調整中でございまして、記載の8団体にヒアリングを随時予定をしているところでございます。現在、日程調整中でございます。  今後の予定ですが、11月に第2回考える会、来年の3月に第3回の開催を予定しているところでございます。  また、3番にございますが、花畑川を考える会会員の皆様へ、現在の進捗状況の御説明ということでございますが、8月の22日の建設委員会の資料等を送付又は説明をさせていただいて、現在の動向につきましては、考える会会員の皆様に御報告をさせていただいているところでございます。  問題点、今後の方針でございますが、考える会において地域の意見を丁寧に伺いながら、第2期区間の意向の検討を行ってまいりたいと考えております。 ○いいくら昭二 委員長  ありがとうございます。  それでは質疑に入ります。  何か質疑はありませんか。 ◆山中ちえ子 委員  今回、総務委員会の方で、30%を超える予算変更もありながら、予算変更の補正予算を私たちは予算修正案を出して、この部分のことを一回立ち止まってしっかり考えるのだということで提起したわけですが、否決に及んでしまいました。  で、今回、こういったその後の建設委員会ということで、こういった報告だけというわけではありますが、陳情の趣旨に伴って質問したいと思います。  それで、今回、いろいろな川の水圧と護岸側の土圧とのバランスで護岸の安定が保たれていたと。でも、川の水位を低くしたことによって、それが不安定になる可能性があるということをもって、一回立ち止まってみようかと思ったけれども、そういったことで急がなくてはいけないから工事を続けるのだというようなことを区は説明しておりました。  その辺では、まだ同じような考えだということですか。その辺の今の段階での認識を教えてください。 ◎道路整備課長 山中委員御発言のとおり、認識は変わっておりません。 ◆山中ちえ子 委員  それで、私、前から質問したかったのですけれども、コンサルタントと区の関係の中で、コンサルタントに何を区が求めて、何を確認していってほしいということをお願いしていたのかといったところのリストを、今、答えられるだけでいいのですけれども、教えてもらいたいのですけれども。 ◎道路整備課長 今回、花畑川に散策路を整備するという詳細設計を出しましたので、それが構造的にも安全に施工的にも安全にできるかというような検討をしていただいたというのが全容かと思います。 ◆山中ちえ子 委員  その中で、ここの地質のボーリング柱状図位置図とか、その辺のことではお願いしていたのでしょうか。N値とか。 ◎道路整備課長 最終的な詳細設計の段階の前に、概略設計、基本設計でもボーリング調査をしておりましたので、そういった過去の資料も基に、おっしゃられたN値も含めて安全に散策路が整備できるというような計画を立てた状況です。 ◆山中ちえ子 委員  そしたら、私たちにそのN値の状況をしっかり議会で報告していただきたいのですけれども、したことありましたっけ。 ◎道路整備課長 恐らく柱状図まで議会に報告した経緯はないというふうに認識しています。 ◆山中ちえ子 委員  N値50がどのぐらいまで行ったらあるのかといったところの、それぞれの花畑川の位置の関係図なんかも必要だと思うのですけれども、その辺はN値50は、この花畑川のその1の部位ではどのぐらいで現れわれたという報告を受けていますか。 ◎道路整備課長 すみません、過去の基本設計、平成の20年頃からの基本設計から、すみません、正確な数じゃないですけれども、おおむね10か所弱ぐらいのボーリング調査をして、そのN値の判断する柱状図をつくっております。それがどこを、N値50が、どこで取れたかというのは明確にお答えできないのですけれども、必要に応じて、こういった御意見いただきましたので、その柱状図、過去に取った柱状図の結果というのは、今後、御報告できるかなというふうに思います。 ◆山中ちえ子 委員  これは市民、誰でも東京都の都民もそうなのですけれども、東京都の土木人材センターで確認できるのです。で、こういった図を私の方でつくったというか、つくってもらったり、そういった誰でも情報収集できるわけです。こういう花畑川のところでの地質の強度というところでは、N値50というのが一番地盤の堅さや絞まりの程度を評価する中で、一番高い安定した基礎というところなのですけれども、それが現れてくるところが、どのぐらいなのかといったところを見ていくのですけれども、本当に大変な状況だということで、この色分けして、ちょうど花畑川がこうあるのですけれども、この部署によって液状化の可能性が低いところは、こういった神明のもうちょっと北側だったり、崖側の部分です。花畑川の部分はもっと更に液状化の可能性がある地域よりも高い地域に分別というか、すみ分けすることができるのです。  だから、こういったことがある中で、今のような工事工法によって地盤による崩れや護岸の崩れが予想されるといったことで言えば、一回しっかりと長い月日を掛けて水圧の部分がない状況をつくらないようにしたほうがいいと、一旦しっかりとその護岸の安定を図るといったところを目指していくべきだと思うのですけれども、その点ではどうでしょうか。 ◎道路整備課長 山中委員の御発言の今の護岸の安定を図るというのは、これまでも御質問いただいている、一旦水を戻すというところが趣旨なのかというふうに認識しますが、前回も御報告しましたとおり、これまでもほかの工法も検討しましたが、やはり同額程度の金額が必要になる、また仮に水を戻すと今までこれまで施工してきたのが無駄になってしまうというところもございます。  今回、本当に工事費が非常に増えたという点は、もうこれは弁解の余地ない、甘んじて受けるところかと思っております。この反省を生かして、現在、水を戻さず長期間このまま置いておくのは現場上も好ましくないということで、何とか進めさせていただきたいという認識は変わらないような状況でございます。 ◆山中ちえ子 委員  でも、N値50がどのぐらいで出てきたかといったところをその1工事に当てはめてみて大変な状況だということが分かれば、しっかりまた考えなくてはいけないというふうに思うのです。  それで、何ていうのか、一時的に例えば、六木一丁目のところや神明二丁目の部分なんかは、すごく大変な状況であるのです。泥土がたまってしまっているという部分も、その真ん中のところで、今のその1工事のところも含めてですけれども、大変な状況になっていて、万が一水害が考えられる豪雨があった場合、その泥土によって川が氾濫していくという可能性もすごく高くなっていくということで言えば、これが何年掛かって、どのぐらいの予算が掛かるのだということで、やり直したり、また、その法面が崩落したりとかしていくと、その没落や法面崩壊なんかも免れない、改良と補修を繰り返すこととなるんじゃないのでしょうか。 ◎道路整備課長 花畑川の地盤が弱いという点なのですけれども、まず将来、今、造っている護岸を造れば、これは新しい整備の内容はしっかりとした地震動にも耐えられる計算をしております。この辺は先ほど申し上げたように、次回以降の建設委員会でしっかり御報告したいなというふうに思います。  また、現状に関しましては、現状も計画で泥土があるなしにかかわらず水を下げるという計画はもともと変わりませんので、現状、安全に施工できるという施工計画を立ててやっておりますが、繰り返しになりますが、万が一の場合に備えて早急にやりたいというようなところで進めさせていただいております。繰り返しになりますが将来は安全にできる、現状も安全ですけれども万が一に備えて早くやりたいといったようなところで進めさせてもらっている状況です。 ◎安全設備課長 災害時におきましては、中川の水位の情報が私の方に飛んできまして、一定の水位になると両方の水門を必ず閉めるというような形で動いてございます。 ◆山中ちえ子 委員  水門を両端閉じるから大丈夫だ大丈夫だと言ってきたのは、その当時の課長だったり、そういったところで大分言われていたわけですけれども、だからいいのだということで始めて、こんなことに予算が膨らんで、ルールでは30%以上は駄目だというのに契約変更でやってしまうのだということでやっていることになってしまっているわけです。今の大変な状況を生んでしまったわけです。  説明会なんかでもポンプを使用して、違う、こっちの縦の何でしたっけ、ところ、何て言ったっけ、あそこの川、そこにしっかり何ていうのかな、調整できるようなものを造ってくれとかということで、それを位置付けたりしているわけですから、水門を閉じたから大丈夫なのだということだけで思って進めさせるわけにはいかないなと思っています。  で、予算のことでもちょっとお聞きしたいのですけれども、今回の補正予算では、2遍、3遍といって前回見せてくれた資料では、いろいろな工事が、今後、必要になってくるから予算が必要になってきたのだと、泥土が見つかったことによってということで説明があったのですけれど、今もう既に工事が進んでいると思うのですけれども、どのぐらいまで進んでいるということで、予算が決議されるといったことと照らし合わせて、本当に正確にされているのかといったところが調べなきゃいけないと思っていますけれども、その点ではどうでしょうか。 ◎道路整備課長 現在、その出来高、執行金額が幾らぐらいかというのは正確にはちょっとまだ把握できていませんけれども、現在、お認めいただいた予算の範囲内で既に軟弱地盤対策を進めさせていただいているというところは事実でございます。これは当時の当初の、そうです、現在、お認めいただいて当初予算で工事を進めているというところは事実です。 ◆山中ちえ子 委員  それは鉄板を引いてといったところだったりが、今回、追加の工事ということでしたけれども、そこはもう既に鉄板は引いてしまっていて、その後の盛土もやられているということですか。 ◎道路整備課長 まだ、盛土まではやっておりませんが、川の底に建設機械が降りて、地盤を環境に配慮した素材で固めていっているというようなところは既に着手しております。 ◆山中ちえ子 委員  3編の累計額が示された資料を前回いただいていますけれども、この部分の3編の部分の足りなかった部分、盛土工や護岸工、仮締切工、ほかの部分は足りなかった、今回、必要となった工事で、上乗せというか予算が必要になった部分だと思うのですけれども、この3編の部分の各工法は、まだやられてないということですか。 ◎道路整備課長 前回、追加費用で約5億円ということで記載させていただきました。その中で言いますと、軟弱地盤対策ですとか仮締切工、こちらについては既に実施を進めさせていただいているという状況です。  こちらに関しまして理由としましては、やはり水が止まらない状況をそのまま放置してしまうわけにもいきませんので、周辺への影響もあるので、議決まで工事を止めるということが得策じゃないということで判断した次第でございまして、8月の建設委員会でも、そういった状況は御報告させていただいたという認識です。  今後も、こういった花畑川に関する情報は随時議会に適切に報告していきたいというふうに考えております。 ◆山中ちえ子 委員  これだけ予算が膨らんでいったということで区における工法の強行によって、なってきたわけですから、それを反省し、今後やるといったことの中で、何ていうのか、今後、全体のその1工事の予算は大体どのぐらい膨らんでいくかというのは分かったのですけれども、その2、その3、その4も含めて、今後、何ていうのか、先ほどの報告の中でもあった花畑川を考える会開催の中で話し合われることも通じると思うのですけれども、その辺の話合いの項目というのは、具体的にはどういったことを話し合うというふうな計画でいるのですか。 ◎道路整備課長 花畑川を考える会では、2期以降の、特に公園と隣接するところなんかは、利水の面で皆様に川を親しんでもらうという意味でいろいろ検討事項があると思いますので、その辺が大きな検討点かなというふうに考えております。 ◎副区長 資料の今後の方針のところにも2期目以降、2期区間以降を検討していくと書いていますが、今回、1期目のところで非常に大きな金額が掛かっております。ですから、2期目以降を本当にこのまま進められるのか、それは議会の方とも地元とも十分話合いをして、その次に進めていくのかということは改めて判断をさせていただきます。 ◆山中ちえ子 委員  その際、本当に学識経験者の方と一緒に花畑川を考える会以外の方々の関連団体のヒアリングをするということなのですけれども、この学識経験者1人ということです。だから本当に1人で責務というのですか、任務を負わせていいのかなと、すごい重大な、何ていうかな、負担が掛かってしまうのかなと思いますけれども、こういった意見を聞いていくということは本当に十分やっていただきたいと思うのですけれども、やっぱり近隣の住民が何が起こっているのかといったところの認識では大分差があると思うのです、この議会の内容と、そういったところではどうしていこうと思っていますか。 ◎道路整備課長 学識経験者が1人という御質問に関しましては、以前からも答弁させてもらっていますとおり、この形で進めさせていただきたいと思っておりますが、適宜、必要に応じてほかの専門の方が必要であればその方に意見を聞いて、その対価をしっかりお支払するということができるスキームになっておりますので、必要に応じた対応をしていきたいというふうには考えております。 ◎道路公園整備室長 今会期に補正予算を計上をさせていただき、お認めいただければ、今後、工事を再開させていただく形、契約変更もお認めいただいてという形になると思いますが、そういった状況になりましたら花畑側を考える会だけじゃなくて、周辺の皆様にも今の工事の状況、花畑川の環境整備の状況をお知らせできるような掲示板だとかチラシだとかも考えてまいりたいと思っております。
    山中ちえ子 委員  いや、だからお知らせというか、その説明というふうにおっしゃっていましたけれども、全部決まった後に説明して、それを有無を言わさずにというか、それは住民の希望と同じですみたいなことにさせて、しゃんしゃんで終わっていくようなことはやってはいけないと思うのです。今の状況や、こういった議会の中の様子だったりとか、予算がこういう泥土の調査の誤りの中でこういうことがあったのだと、その中でこういうふうに第2期以降は考えていかなくてはいけないということをしっかりと地質のN値50の部分がどのぐらいまでいかないとないのかといったところだったりとか、今後、自然災害があったときにどう対応していくのかとかということもちゃんと出して住民に意見を伺っていくと、決まったことを説明するという姿勢ではないようにしていただきたいと思うのですけれども、その辺どうですか。 ◎道路整備課長 山中委員御発言のとおり、一方的に押し付けるというところは、そういうことがないようにしっかり対応していきたいというふうに考えております。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。 ◆山中ちえ子 委員  これで終わりにしますけれども、今までの工法が変更になるというようなこともあるということを含んでいるのかなと思うのですけれども、そうは言ってもその2期以降の予算というか、その1だけでこういうことになってしまった中で、予算が今までどおりの工法でやるとするならば、どのぐらいになってしまうのかというのは、全体の予算というのはどういうような想定をされていたのですか。 ◎道路整備課長 全体の予算ですけれども、先日の総務委員会で副区長からも答弁あったとおり、この事業を一番始めるときは、おおむね25億円ぐらいでできるのではないかというのが、これ基本設計でも算出されております。  現状は、ちょっと全体がこれで幾らになるかというのははっきり分からない状況ですけれども、これも前回の建設委員会で答弁させてもらいましたが、延長から割ると50億円から60億円ぐらいになってしまうかなという見立てをしております。このあたりも全体像を把握して、2期目以降は本当にやっていくのかどうかというのはしっかり議会と相談しながらやっていければと思っています。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。 ◆鈴木あきら 委員  前回もそうだったのですけれども、平成29年に完了した基本設計で泥土の可能性を把握したにもかかわらず、こういうことになったということで、ガバナンス担当も交えて原因追及していくということだったのですが、これ予定はどういう形になりますか。 ◎副区長 今月中に一定の結果をまとめられるように、今、急ぎガバナンスの方は進めております。 ◆鈴木あきら 委員  それを見させていただきたいなというふうに思います。なぜかというと、やはり、今回こういう大型補正に至った原因、このときに多少把握していたということだったら、もっと違った形になったんじゃないかなということと、同時にこういったことはもう二度とやってほしくないなということなので、是非そこは厳しく言わせていただきます。  ただ、同時にいろいろこういう、2期工事以降も話ありましたけれども、例えばこの前、ある方からやっぱり紹介があって、新川という江戸川区の同じような花畑川と本当に風景が似ているところの勉強会をちょっとさせていただいて参加をしたわけですけれども、そのときも強く思ったのは、新川は泥土がなかったのですって。ただ、こちらは泥土があるという大きな違いがあるので、そういった部分からいけば、その差と、それから物価上昇率や何かも人件費も含めてですけれどもかなり上がっているということで、そういった部分でいったときにトータルでやった場合は、数字が多少出ましたけれども、このぐらいだよということがある程度分かった上で、じゃあ皆さん地域の方も含めて2期工事も、その後もどうやって進めていったらいいのだろうねというふうに一緒に考えられればもちろんいいと思うので、情報はなるべく出していただきたいというふうに思いますが、その辺は大丈夫ですか。 ◎道路整備課長 議会の方には適切に、全て情報を公開するような形でやっていきたいと思っています。 ◆鈴木あきら 委員  是非お願いします。  そのときも当然、いろいろ聞いたのですけれども、国土交通省の都市再生整備計画事業という、こういった交付金を含めていろいろ、川まちづくりというのですか、こういったもので、ある程度有効活用したという話も聞いていますので、今後、2期工事を進めていく上で、どういった形で国とか東京都の方の予算が、勉強しているというふうに、あればすぐにでも飛びつきたいという意向だという話があったのですが、それは常に情報を入れていきながら進めていきたいと思いますが、決意をお願いします。 ◎道路整備課長 今、鈴木委員からも御提案のあった、そういった補助金、川じゃなくてまちづくりの補助金だと思うのですが、そういったところも採用できるかというのは研究をしっかりしていきたいと思います。 ○いいくら昭二 委員長  他に質疑ございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆新井ひでお 委員  継続です。 ◆くぼた美幸 委員  継続で。 ◆山中ちえ子 委員  やはり先ほど言いました軟弱地盤の話や、実際、東京都の土木センターで確認した地質の緩みや、今後、震災のときに現れる液状化などの影響などが高い割合だということも分かった中で、そういったところをしっかりとコンサルタントと話し合って、どれだけのシートパイルの深みをつくっていくのかとか、その辺を割り出していったのか、その辺もちゃんと見させていただきたいと。  そして、N値50に適したシートパイルが護岸を支えるためのシートパイルがちゃんと入っているのかといったところもちゃんと示していただきたいし、そういった必要なものを全部出していただきたいということも含めまして、この工事が本当に将来、災害時に危険なことが想定されるような工事にしてはならないと思いますし、それを保障する住民への説明もしっかりとやってもらうと。説明というのは、押し付ける説明じゃなくて一緒に考える、そして第2期以降の工法を考えていくということにしていっていただきたいと、そういうのも含めまして継続でお願いします。 ◆鈴木あきら 委員  補正予算も含めてですけれども、例えば私たち議員一人一人もみんなその覚悟を持って判断をしているわけです。そういった部分では、やはり区の方も、この辺のなぜこうなったのかとか、こうあるべきだということも十分気を付けていただくということと同時に、それからいろいろなその情報、先ほどの新川だけに限らず、いろいろなまちづくりも含めてあらゆる研究を怠らないでやっていただいて、それで区民税をいかに抑えていいものを造ってくれるかと、住民の希望、それから文化も含めてかもしれませんけれども、そういったいい形にできるのだったら、いいんじゃないという話になればいいわけで、ただ、それはそんなに掛かるのだったら、こういう形でこの部分は残しちゃったっていいんじゃないのとかという話も出てくる可能性もあるかもしれませんので、その辺十分議会の方にも報告しながらやっていただきたいということで、こういった部分は継続にしたいというふうに思っております。継続です。 ◆市川おさと 委員  継続。 ○いいくら昭二 委員長  これより採決をいたします。  本件は、継続審査とすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  御異議ないと認め、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○いいくら昭二 委員長  次に、所管事務の調査に移ります。  (1)パークイノベーションに関する調査についてを単独議題といたします。  何か質疑はありますか。 ◆山中ちえ子 委員  私、近頃いろいろな声が公園について寄せられるのですけれども、小学校では子どもたちがどのぐらいまでの距離で遊びに行っていいかというのが決められていて、学区ごとというふうになっているのです。学区ごとしか動けない子どもたちが、結局その中に児童館がなかったりだとかボール遊びができなかったりという問題があるのです。その点ではどう考えているのかといったところ、その計画にどう反映しているか。 ◎パークイノベーション推進課長 パークイノベーションの中では、おおむね自転車で行ける17のブロック、それから歩いて行ける70ブロックという考え方を取っておりますので、70ブロックというのが、おおむね小学校の学区域に近いのではないかと考えております。  ただ、ボール遊びにつきましては、17ブロックに最低1つはというところをまずは目指しておるところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  いろいろな工夫をして、子どもたちの運動機能が23区ワーストである足立区の子どもたちのことを考えても遊びやすい公園のことを、高齢者、お母さんたちからは日常大変な生活しているから区に要望活動もなかなかできないと、高齢者の声というのは結構お声が上がってきやすいことで散歩しやすい高齢者の公園というのが増えているような気がするというような声が来たのです。  でも、もちろんそうだし、高齢者がフレイル予防というのもすごく大切だってお母さんたちは分かっているのですけれども、それが分かった上でも、どうにかしてほしいという声が上がっておりますので、その辺は考慮していただきたいと思いますけれども。 ◎パークイノベーション推進課長 先ほど申し上げましたブロック分け以外に、更に近隣の二、三公園を1つのグループにしました御近所エリアという考えを持っています。この御近所エリアの中には、児童それから幼児、高齢者の機能がうまく入り込む、どこかには必ず入るように計画してございます。児童をターゲットにした公園につきましては、近隣の小学生に御意見を聞くなどして、御希望をできるだけ公園改修の中で反映させていきたいと思っております。 ○いいくら昭二 委員長  その他、質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  続いて、(2)令和4年度地方都市行政調査についてを議題といたします。  本件の最終的な決定につきましては、前回の委員会の中で、正副委員長に御一任をいただきました。  調査期日は、10月31日月曜日から11月2日水曜日です。  正副委員長で協議した結果、調査する都市と施策につきましては、1日目は、静岡県静岡市を予定しておりましたが、さきの台風15号による被害のため、先方より視察の受入れを中止せざるを得ないとの連絡がございました。  つきましては、現在、他都市を選定中でございます。新たに1日目の視察先が決定次第、改めて御報告いたしますので御了承をお願いいたします。  2日目、3日目につきましては、愛知県名古屋市の「都市部まちづくりビジョン」について及び広島県の「広島型ランドバンク事業」についてを調査することに決定し、議長より委員派遣の承認をいただき、視察地から受入れの了承もいただいております。事務局の随行は、横塚調整担当係長、議事係古山主任、調査係岡田主任です。  なお、詳しい日程等につきましては後日、各委員宛て通知いたしますので、よろしくお願いいたします。  また、調査終了後の調査報告書の取扱いにつきましては正副委員長に御一任をいただきたいと思いますので、御了承をお願いいたします。 ○いいくら昭二 委員長  次に、報告事項に移ります。  (1)から(3)まで、以上3件を都市建設部長から、(4)から(7)及び(9)、以上5件を道路公園整備室長から、(10)及び(12)、以上2件を建設室長から報告をお願いしますが、もう12時近くになっておりますので、報告は簡明によろしくお願いします。 ◎都市建設部長 よろしくお願いします。  報告事項の2ページをお願いいたします。  第9回地震に関する地域危険度測定調査結果の公表についてでございます。  今回、5年に1度の調査結果が公表されてございます。  1番です。3つの指標と1つの係数からなる地域危険度ということで、建物倒壊危険度、火災危険度、災害時活動困難係数、あと総合危険度という4つのものが示されてございます。  3ページの方をお願いします。  1の(5)ですけれども、ランク付けということで5つのランクに分かれてございます。これは相対評価ということで、その中で一番悪いランク5は、東京都5,192町丁目のうち、1位から85位までということになってございます。  2番です。第8回の調査方法と主な変更点ということで、これは記載の通り御確認いただきたいと思います。  危険度の順位として、3番以降を載せてございます。  3の1が建物倒壊危険度、4ページに行って、火災危険度、総合危険度、5ページの方に測定結果の分析ということで、(1)番、建物倒壊危険量については2割ほど減少、火災危険量については5割減少していると、総合危険量としても1割程度減少したという状況でございます。  6ページの方に、ランク5の町丁名、足立区のうちの16町丁名を載せてございます。  7ページです。  課題ですけれども、まず、中川二丁目や日ノ出町のような危険度が高いにもかかわらず、重点整備地域となっていない地域がございます。これについての対応が必要ということと、足立区の都市計画道路の整備率約8割と高いのですけれども、密集地域の整備が進んでないということを課題として挙げてございます。  続いて、8ページをお願いします。  バリアフリー地区別計画(綾瀬・北綾瀬周辺地区)の策定スケジュールの変更についてでございます。  バリアフリー地区別計画なのですけれども、今年度、綾瀬・北綾瀬地区を作成しているのですけれども、当初、今年度いっぱいで作成するという予定でしたけれども、1年間延伸するということでございます。  理由としては、まず、コロナウイルスの関係で町並み等がまだできていないという状況でございます。また、自治体SDGsモデル事業ということで綾瀬が始まったということで、これとの整合性をまず取らなきゃいけないなということでございます。  (3)ですけれども、実は、葛飾区でも綾瀬地区をやるということを聞いておりまして、それとも整合性を取っていきたいというふうに考えてございます。3番の方に策定スケジュール、細かく載せてございます。  9ページでございます。  竹ノ塚駅西口公共駐車場の指定管理者評価結果についてでございます。  竹ノ塚駅西口公共駐車場エミエルタワー内の駐車場ですけれども、評価をしたということでございます。  1番が業務内容、2番が指定管理者、3番が指定管理期間ということで、4番で、令和3年度の納付金が1,800万円あったということで、今回の対象期間としては、令和3年4月1日から令和4年3月31の4年目に当たるということでございます。評価委員会委員構成については記載のとおり、表のとおりでございます。  10ページをお願いします。  評価方法、評価結果については記載のとおりですけれども、65点中43点ということで、総合結果はBということになってございます。  10番に評価委員会での主な意見ということで記載させております。御確認いただければと思います。  評価すべき点としては、係の接客態度やコールセンターの対応に肯定的な回答が多く、評価できるということと、改善すべき点としては、コロナという状況であっても稼働率をもっと上げてほしいというような点が挙げられてございます。  11ページ以降、採点の方が評価シートに載せてございます。御確認いただければと思います。 ◎道路公園整備室長 よろしくお願いします。  報告資料の14ページをお願いいたします。  街路樹維持管理指針(取り組み方針編)素案の作成及びパブリックコメント実施について報告させていただきます。  1にございますが、取り組み方針の素案ができましたので、別添資料の方にお付けさせていただいております。  内容については、(1)、(2)、(3)、記載のとおりでございます。  パブリックコメントにつきましては、11月1日から実施させていただきたいと思います。皆さんの御意見をいただいて、完成させていきたいと思っています。  今後の予定、記載のとおりでございますが、今年度末に完成させるべく、取組を行ってまいりたいと思っております。  15ページをお願いいたします。  桑袋浄化施設の跡地等の活用方針について御報告でございます。  15ページについては、桑袋浄化施設の概要でございますので、記載のとおりでございます。  活用方針、16ページ上段になりますが、桑袋浄化施設跡地については草地広場として整備していく、あやせ川清流館につきましては、国が整備を行っていただいた後に区の方が譲渡を受けるということで整理をしているところでございます。  今後の方針、予定につきましては、記載のとおりでございます。  続きまして、17ページをお願いいたします。  公園施設の指定管理者業務評価結果についての御報告でございます。
     公園施設につきましては、3か所でございまして、都市農業公園、生物園、それから、桜花亭という3か所になっております。  まず、17ページ下段からでございますが、都市農業公園の結果でございまして、評価対象期間ということで、5年目の評価をさせていただいたところでございます。  (8)評価結果でございますが、2年度が53点、令和3年度が53点ということで変わらずでございました。  なお、評価結果につきましては、23ページから25ページに御案内をさせていただいておるところでございます。  続きまして、19ページをお願いいたします。  こちらは生物園でございます。生物園につきましては、3年目の評価ということで評価をいただいたところでございます。  20ページの中段にございます。  (8)でございますが、評価結果でございます。53点から56点と3点上昇しているというところでございます。  評価項目、評価基準につきましては、別紙2の26ページから28ページに記載をさせていただいておるところでございます。  続きまして、21ページをお願いいたします。  こちらの方、花畑公園桜花亭でございます。こちらにつきましては、4年目の評価をさせていただいたところでございます。  (8)の評価結果についてでございますが、47点が54点と上昇させていただいて、BプラスからAに評価が上がったというところでございます。  結果につきましては、29ページから31ページに記載をさせていただいているところでございます。  少し飛ばさせていただきまして、32ページをお願いいたします。  一本橋架け替え工事の地元説明会についてということで、10月の6日に地元説明会を開催するので、事前の御報告でございます。  約300軒の方にポスティングにより周知をし、御来場いただいた方に御説明をさせていただきたいと考えたところでございます。  続きまして、飛びまして35ページをお願いいたします。  旧古千谷橋排水場解体工事時期の見直しについての御報告でございます。  これまでの経緯につきましては、記載のとおりでございますが、今回、見直し時期の変更ということで、当初は、令和4年度から工事に着手するつもりでございましたが、令和7年度から工事をさせていただくということにしたいと考えております。  変更理由につきましては、記載のとおり、コロナにおける家屋調査、40軒ものところがなかなか困難なところもある、また、基幹部分の専用部分が更新が令和14年まで更新できたという、この2つの点に基づいて工事着手を延長させていただくという御報告でございます。 ◎建築室長 36ページをお願いいたします。  足立区関原の森関連施設の指定管理者業務評価結果についてを御報告させていただきます。  相手方は特定非営利活動法人あだち・まちづくり・コモンズでございます。  全体5年間の業務の中で、2年目となる昨年度の業務につきまして評価を行ってございます。  37ページをお願いいたします。  評価方法につきましては、8番のとおりでございまして、9番の評価結果につきましては、令和2年度より1点下がる47点という状況でございました。  10番、主な意見と回答でございますが、まちづくり工房館の鍵紛失という事故がございましたので、区の施設を管理する重要性を再確認して、しっかりとやっていきたいという回答がございました。  あと、防災まちづくり関連事業など充実を図ってほしいというような意見ございましたので、まちづくり大学などの事業を充実していきたいというような回答がございました。  この結果につきましては、11月上旬に区のホームページに掲載をする予定でございます。39ページから41ページにつきましては、評価シートとなってございます。  それから、45ページをお願いいたします。  居住支援の取組み状況について、2点御報告をさせていただきます。  1点目につきましては、新たな居住支援の仕組みということで、住宅確保要配慮者のみが入居可能な住宅として登録することで、要配慮者に家賃を減額して貸すことができる制度がございます。  これは、国、東京都の補助金を活用いたしまして区から賃貸人に補助を行うものでございますけれども、その対象等を表にまとめてございます。児童養護施設等の退所世帯、それからひとり親世帯ということで想定してございます。それぞれ5年間、10年間を限度に支援を行ってまいりたいと考えてございます。補助額につきましては、上限4万円若しくは家賃の半額のいずれか低い額と考えてございます。  この制度を用いまして、現在、東京都の住宅供給公社JKKと協定を締結していきたいと考えてございまして、場所につきましては興野町住宅と千住東町住宅の2か所、それぞれ3戸、2戸ということで、計5戸を想定してございます。  掛かる費用につきましては、補正予算ということで、今回、定例会に補正予算を上程させていただいているところでございます。  46ページをお願いいたします。  2点目、「あだちお部屋さがしサポート事業」の進捗状況でございます。  これまでの実績としまして、4月から7月分ということで、今年度は64件の相談をいただいておりますが、成約件数は4件でございます。成約に至らなかった主な理由、58件ほど表にまとめてございますけれども、相談者の希望の条件が整理されていないですとか、貯蓄が少ない、収入が見込めないなどの理由が多くなってございます。  また、今年度、不動産協会から事業の進め方について改善の提案がございました。  契約手続の直前でキャンセルとなって、不動産店に御迷惑をお掛けしまったですとか、後日、相談者が別物件を契約していたことが判明したといったようなことがございましたので、このようなことがないようにということで、今年度につきましては下の表にございますように、本人と親族間の話合いを十分行っていただきたいということで働き掛けを行ったり、また生活保護を視野に入れながら福祉部と連携して相談を進めさせていただいているところでございます。  問題点、今後の方針につきましては、居住支援の取組につきましては、東京都とJKKと詳細な協議を重ねてまいります。  また、「あだちお部屋さがしサポート事業」につきましては、不動産協会の御意見を踏まえまして、事業の改善を図ってまいりたいと考えてございます。 ○いいくら昭二 委員長  ありがとうございます。  質疑の前に、委員の皆様方に申し上げます。  質疑は簡明によろしくお願い申し上げます。  では、質疑に入ります。 ◆新井ひでお 委員  簡単に言います。  まず、やっぱり前からですが、いろいろな質問とかして心配していた桑袋の浄化施設跡地利用ですけれども、やっと国の方でもこういう方針というのも出て、その後の話が、今、協議されているのでしょうが、まず、公園と一体となる草地広場というのは初めてこういう言葉を聞くのだけれども、どんな絵が見えるのか、どんな絵になっているのか簡単に、ここにある図だけじゃなくて簡単にちょっと言ってくれますか。 ◎パークイノベーション推進課長 現在の浄化施設の上部が、ここで言う草地広場のイメージでございます。浄化施設の上にあまり施設を置かない、草が生えているような広場が今ございまして、それをそのまま浄化施設を撤去して、また地面に戻すというようなイメージでございます。 ◆新井ひでお 委員  要はお金をあんまり掛けないということだね。お金を掛けないで、もうちょっと様子を見て、中期的に考えるみたいな話だな。 ◎パークイノベーション推進課長 新井委員おっしゃるとおり、整備費が掛からないというメリットはございます。  また、今の草地広場でも、虫取りですとか草花の押し花などのプログラムを年50回ほどやっていて、非常に有効活用させていただいておりますので、それを是非引き続きやりたいという気持ちでございます。 ◆新井ひでお 委員  お金を掛けないほうがいいと言っているんじゃなくて、もうちょっといいものにするために今はお金を掛けないのでしょうと私は言っているのですけれども、そもそも桑袋小学校の跡地で、それで地域にも喜んでもらえるような公園にしようというのが現地にあったはずなのです。もうちょっと声を聞く相手、まだ全然聞いてないのですね、いろいろ花畑とか、いろいろ団体から聞いてないと思うのだけれども、聞くところは聞いて、もう少し要望をかなえるようなことをしてもらいたいなと思っておりますので、今日はこの辺であれしますが。  あと、街路樹の話なのですけれども、区の公園となり、歩きたくなる、心地よい緑の空間づくりという表題はいいのだけれども、この街路樹なんていうのは、その地域ごとでかなり感性が違うと思うのです。街路樹があって、運転する方の人間と歩行者の観点で全然違って、「こんな木があって邪魔で危ないよ」というところもあれば、そういう箇所もあれば、歩行者がゆっくり歩道を歩いて、「ああ、いいな」という、これから冬にあるイルミネーションなんか竹の塚のところであるわけですけれども、いろいろな観点が違うんだ地域の箇所によって、これ足立区全体そんな画一的にするとは思えないけれども、もうちょっと、ある程度詳細にそれを現地を見ておかないとまた無駄な金の投資になってしまうので、上部があればいいというものじゃないと思うのです。  あと、あまりこういう、この樹木というか歩道沿いにあるような、ああいうようなところだって大きくなると小学生とか見えなくなっちゃって危ないよというので、何回か俺も言って剪定してもらったこともあるのですけれども、そういうのも、わざわざそういうのをこの道路に何でそんな植物が必要なのかと思うのだけれども、とにかくもうちょっと考えないと、表題だけよくて細かい箇所の状況を把握してやってもらわないと無駄な税金投入だから、その辺はよく考えていただきたいと要望します。 ◆鈴木あきら 委員  1点だけ、第9回地震に関する地域危険度測定調査結果の公表についてですけれども、6ページと7ページを見てもらうと分かるように、この課題に先ほどお話がありましたけれども、正にこの中川二丁目や日ノ出町のように、危険度が高いにもかかわらず重点整備地域や不燃化特区から漏れているというところに対して、もう早急に検討して、何か対策、どんな対策をするのだというのをすぐでも決めてもらいたいぐらいなのですが、中川二丁目の在住の私とすれば非常にこの文言は厳しく追及したいのですが、是非何かありますか。 ◎建築防災課長 今回の結果を受けまして、今、これから何が本当にできるのかということについては検討していきたいと考えております。 ◆鈴木あきら 委員  結局、まずほかでもやっているところはあります、この6ページの図で、表で、こういったことがまずできるかどうか、だから、これとまた違ったものができるのかどうか、そういったことをもう早急に決めてもらいたいのですが、是非そこを進めていただきたいと思いますが、お願いします。 ◎建築防災課長 現在、中川二丁目につきましては耐震助成なんかは特定地域として手厚い助成を行っていたりはしております。この不燃化特区という世界につきましては認定基準がございまして、それから漏れてきた経過がございます。  ですので、これから何ができる、不燃化特区、不燃領域率の向上を目指すためにどういうことができるのかは具体的にこれから検討していかないと、特区制度を導入してという安直な形ではなかなか難しいと思っておりますので、研究させていただきたいと思います。 ◆くぼた美幸 委員  私も1点だけなのですが、居住支援の取組み状況について確認をさせていただきたいと思います。  先般の本会議で代表質問でもさせていただきましたけれども、新たな居住支援の仕組みづくりということで、JKKと協定を結びながら、例えば独り親世帯であるとか、またここに書いてある、児童養護施設を退所された方々に対して公営住宅を安価な家賃を設定すると、その上でお聞きしたいのが、例えば、興野町住宅の27.32㎡というやつの3万8,300円、これは具体的に言うと幾らの家賃になるのですか。 ◎住宅課長 3万8,300円、すみません、これの半額か、上限4万円ですので、すみません、計算があまくて、1万9,000円です。 ◆くぼた美幸 委員  そうすると、こっちが1万9,000円、こっちの千住東町の8万1,900円というのは、これ4万円ということでよろしいのですね。  それで、まず、この5戸からスタートするということですけれども、都や国の財源を使いつつやるのでしょうけれども、今回、補正予算が議会に出されていますが、区の予算としてはこれはお幾らなのですか。 ◎住宅課長 すみません、予算については申し訳ございません、今、把握しておりません。後ほど御報告させていただきたいと思います。申し訳ございません。 ◆くぼた美幸 委員  分かりました。 ○いいくら昭二 委員長  よろしいですか。 ◆山中ちえ子 委員  私からは、地域危険度測定調査結果の公表についてというところで、今後、気候変動危機の影響で、そういった水害も含めて、そして地震の確率といえば30年以内に起きる可能性というのが高い確率であるという中で、やはりこういったことを総合的に総合危険度ランク5の状況ということで上げていただいているので分かりやすくて、これから、どうこれを整理していくかといったところの目標があるのだと思うのですけれども、是非頑張ってほしいのですけれども、それで、こういったことろから見ると、大丈夫な地域と大丈夫じゃない地域、区内でもいろいろあるというのが分かると思うのです。それで、こういったところが大変な状況になったときに、しっかりそこから、何ていうのかな、避難地域にしっかり逃れることができるということが大切だとも思います。  そういった点では、この危険度ランクが高いところではないところで区民を守っていくといった地域をつくっていくといったところも考えていっていただきたいなと思いますけれども、その点はどうでしょうか。 ◎副区長 本会議答弁で区長の方からも、今回、地震の被害想定への見直しがあって、非常に足立区が死者等建物倒壊が多くなった、あるいは今回のこういった危険度ランキングも併せて来年度は新たな区域も含めて積極的に検討していくという発言をしておりますので、来年度予算で様々な対策を盛り込めるようにしていきたいと思っています。 ◆山中ちえ子 委員  是非そのように総合的に考えられる対策は一つも逃さずやっていくというようなことで早急に整理して、目標もつくってやっていっていただきたいと思います。  そして、桑袋浄化施設の跡地等の活用方針に関してですが、先ほど新井議員からもありましたけれども、この地域で絶滅危惧種がしっかりと再現できているということで、大学なんかとも連携し、そういった活動に取り組んでいるところだと思います。そういったところと連携して、江戸川河川事務所が、今回、浄化施設を撤去に当たって、また、そこを湿地帯として生き返らせていくということで、やられるのだと思うのですけれども。環境保護の取組が、あやせ川清流館も含めやられているかと思いますが、河川の保護、先ほど災害といったことで危険度チェックといった話もありましたけれども、そういった中で、ここが果たす役割ということで言えば、河川の保護、先ほども花畑川のことでは泥土が問題になって、自然災害のときに大変な氾濫の状況を招いていく原因にもなっていくと。そういったごみをしっかりと除去していくといった泥土をしゅんせつしていくというのはもちろんのことなのですけれども、綾瀬川も大変泥土の状況は深刻な状況にあったり、計画高から低いところもあったりもするわけです。  そういったところも考えると、桑袋ビオトープ公園の地域のところでそういった水害を予防していく環境保護の取組といったところも位置付けていったらいいんじゃないかといったところも提案したことがあるのですけれども、その辺は文教大学もこの近くにできておりますし、やっていっていただきたい、そういった展望も持った跡地活用を方針を示していっていただきたいなというふうに思います。  その点についてどうかといったところと、あと、伝右川からここにこう引いて、伝右川の水を浄化していくという設置目的もあるのですけれども、その辺の仕組みは引き続き大丈夫なようにしていくということでいいのかといった、その2点です。 ◎パークイノベーション推進課長 河川の自然環境保護という点につきましては、まず、今、あやせ川清流館の中で桑袋ビオトープ公園の中だけではなくて、河川の水質や環境についてお知らせする展示について、今、準備を進めているところでございます。  また、浄化施設の水質浄化という点につきましては、もう綾瀬川の水が基準値以上にきれいになっているということで機能を停止しておりますので、今回はその不要になった機能の浄化施設を廃止するというものでございます。 ◆山中ちえ子 委員  もちろんそうなのですけれども、撤去した後にも、やっぱり江戸川河川事務所の役割も何ていうのかな、区と一緒になって川の環境保護も含めて継続してその地域を区が引き継いでいくというようなことをちゃんと位置付けてほしいのですけれども、その辺を聞いているのですけれども。 ◎パークイノベーション推進課長 江戸川河川事務所とも連携を取りながら、川の環境についても守っていくという御趣旨だと思っております。今現在、進めています川についての展示については、江戸川河川事務所などにも相談しながら協力してつくってまいりたいと思います。 ◆山中ちえ子 委員  今まで、それがあまりできていなかったわけですから、これを機会にしっかりと前進させていってほしいと思います。  それで、居住支援の取組み状況についてなのですけれども、新たな居住支援の仕組みと、「あだちお部屋さがしサポート事業」の進捗ということで2つ報告してくださっているのですけれども、新たな居住支援の仕組みとしてはとてもいい内容だなと思っているのですけれども、少し協力してくださる、登録する住宅が少ないということや、JKKと協定を締結し、空き住戸を登録予定ということですがちょっと少ないので、最初はそういうことで始まって拡充していくのだと思うのですけれども、是非、展望を持ってやっていただきたいっていうのが一つです。  それと、あと、「あだちお部屋さがしサポート事業」なのですけれども、これは相談件数に比較して物件成約件数が少ないということでは、すごく如実なのですけれども、紹介件数の減少についての説明では、不動産業者の方からのお話を大分聞かれて、そちらの大変な負担を意識して表れているなと思うのです。  しかし、これを利用する区民の方からのお話をしっかり聞いていくといったところを問題点、今後の方針にしていっていただきたいと思いますけれども、その辺どうでしょうか。 ◎住宅課長 新たな居住支援の仕組みについては、できる限り拡充していきたいというふうに考えております。  2点目の「あだちお部屋さがしサポート事業」の区民の声を聞くべきというお話なのですけれども、やはり不動産業者に頑張っていただいて、その情報を正確に伝えるということは私どもは必要だというふうに考えております。区民に寄り添うというのは当然のことながら、やはり正確な情報を伝えていくというのも我々の使命でございますので、引き続き継続して努力していきたいと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  すみません。これで終わりにしますから、これは生きがい奨励金を廃止にした代替案の中の一つなのです。だから執行率がこうやって少ないということも、その説明としてもなってないのかなと思うし、区民に寄り添うことによって、この機能がこの支援策が機能していくということがネックなのだと思うのです。  不動産業者の話を聞いて、それだけに終わらず区民の話、高齢者の本当の状況を聞いてほしい。これは例えば家賃債務保証料を一部助成するものであるわけで、困窮者の救済する制度になってないという問題点も一つ抱えているのだと思うのです。  だから、今回、1の新たな居住支援の仕組みを拡充し、こういったところの不足する点を補っていくといったこともしっかり考えていってほしいなと思いますけれども、その点ではどうでしょうか。 ◎住宅課長 区民の声をお聞きするというのは当然のことながら、やはりお部屋をまず探さなきゃいけない、住むところを探さなきゃいけないということをまず第一に考えて、それで何ができるのかということを少し、今後、検討していきたいというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  竹ノ塚駅西口公共駐車場の指定管理者評価結果についてということであります。ここは駐車場なのですけれども、事前にもちょっとやり取りしたので、はしょって言います。  この12ページに、社会的弱者に対しての配慮があるかという項目があって、3点満点で3点ということなのです。駐車場を使うときに、私、車椅子を使って自分で車を運転するのですけれども、コーンが立っているのです。コーンが立っていて、そのコーンを一回降りて外して自分でやるという、そういう形に実はなっているところが足立区内でもかなり多くて、例えば具体的にこの本庁舎の地下の駐車場がありますけれども、この本庁舎の地下の駐車場もコーンが立っていて、私もそうなのですが車椅子を使っている人から非常に困っているということを相談受けました。で、そういう相談を受けまして、「車椅子を使っている人はピンポンを押せばちゃんと係が来てどかせますよ」という表示、今、ありますけれども、あるものは付けてもらったという経緯があります。  同じように、エミエルタワーのところの駐車場についても、以前は車椅子駐車場のところにコーンを、しかも重りの入ったかなり重いコーンがあって、なかなか使えないようになっていたという経緯があって、それを私が言って外してもらったという経緯があるのです。  こうした車椅子を使って運転している人が正に駐車をすると、それをエミエルタワーに限らず本庁舎に限らず、今回、ほかの評価のところも桜花亭とか元渕江公園なんかもあるわけですけれども、これについて評価の対象になっているのかいないのかということなのですが、いかがですか。 ◎駐輪場対策担当課長 何というのですか、ソフト面で、やはり、コーンがあるがゆえにバリアになっているというのはあると思いますので、そういったソフト面に対する事業者側の取組については、当然評価の対象になるのかなというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  そうすると、今までもそれがあって対応してもらっても、評価では全然これ、何ていうのかな、業務評価シートでは反映されてないという私の思いがあるのです。  ですから、車椅子用の駐車スペースを造ることになっているのですけれども、それがどういった運営されているのかということを、これをしっかりと評価の対象に加えてもらいたい。このエミエルタワー西口に限らず、竹ノ塚駅西口に限らず、今後、車椅子の駐車場があるからいいのだよということじゃなくて、それが実際使えるような形になっているかどうか、例えば、コーンを立てるなら立てるでいいけれども、ピンポンを押せばパッと来てくれてどかしてくれるのか、そういった対応がなされているのかどうかということは、今後、同種の指定管理に限らず足立区役所の直営でやっている地下駐車場もそうです。そういうところをしっかりとした方針を立てて明記してもらいたい、こういった評価項目に明記してもらいたいと思うのですけれども、いかがですか。 ◎駐輪場対策担当課長 事業者側もソフト面等で前向きに取り組んだことが評価されれば、それがモチベーションにつながると思いますので、評価の仕方につきまして検討させていただきたいと思います。 ◆市川おさと 委員  繰り返し言いますけれども、今、私、エミエルタワー、竹ノ塚駅の西口の駐車場のことを言っていますけれども、今後、同種の施設たくさんありますから、そういったものに関しましても同様の取扱い対応をしてもらいたいということを強く要望して、この話はこれで終わります。  以上です。 ○いいくら昭二 委員長  その他、質疑はありませんか。
          [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。 ○いいくら昭二 委員長  次に、その他に入ります。  何か質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○いいくら昭二 委員長  質疑なしと認めます。  以上で、建設委員会を閉会いたします。       午後零時14分閉会...